「牧場の中の新幹線駅」整備へ本格化 「何もない」風景を売りに? 北海道の新八雲駅

建設が進む北海道新幹線の新函館北斗~札幌間で「異色の新駅」となりそうな「(仮称)新八雲駅」の整備に向けた動きが本格化しています。なんと牧場のなかに駅ができます。

新駅周辺整備計画を深度化へ

 建設が進む北海道新幹線の新函館北斗~札幌間。その中で、「異色の新駅」となりそうな「(仮称)新八雲駅」の整備に向けた動きが本格化しそうです。

Large 20230510 01
北海道新幹線(画像:写真AC)。

 鉄道・運輸機構は2023年3月、「北海道新幹線、新八雲(仮称)駅高架橋」の建設工事を発注しました。八雲町も2023年4月、「北海道新幹線新八雲(仮称)駅周辺整備計画策定支援業務」の公募型プロポーザルを公告しており、新駅周辺の整備方針を作成する見通しです。

 

 新八雲駅の計画地は、函館本線の八雲駅の西側から約3km離れた新幹線単独駅となる見込み。駅舎は高架構造を想定しており、八雲町では駅の乗降客数を1日あたり552人(周辺自治体からの利用がない場合は406人)と推計しています。

 

 八雲町が開催した「北海道新幹線新八雲(仮称)駅周辺整備推進会議」の資料によると、駅舎出入口を札幌側に設けるほか、トイレや待合室は改札外に設置する方針。また、新幹線車両からの景観向上を目的に、防音壁の透明化を検討したものの、町の負担が重くなるため困難という方針が示されています。

 

 新駅周辺は農用地で牧歌的な風景が広がっていることから、八雲町では駅のデザインコンセプトを「牧場の中にある駅~二つの海をもつ八雲の大地にたつ、牧歌的風景に調和したシンプルな駅~」に決定し、2022年2月に鉄道・運輸機構に提出。機構はこれを基に駅のデザイン素案の検討を進めるとしています。

 

 八雲町では、現状の「何もない」牧歌的な風景を逆手に取り、開発を必要最小限にとどめる土地利用とする方針です。駅周辺では駅前広場や駐車場のほか、「農業の発展に寄与する施設」の整備を視野に入れているようです。今後、新駅周辺整備の方向性の検討が深度化していく見通しですが、開業した暁には新幹線有数の「閑散駅」として注目を集めそうです。

 

【了】

【本当に何もない!(仮称)新八雲駅周辺】

最新記事

コメント

2件のコメント

  1. ありがとうございます。内容承認後ってどういう事⁇ちゃんと説明してして。了様。

  2. ほとぼりが冷めた頃に駅前開発をするに一票。

記事ランキング

  1. 家族が「SSSS航空券」を引き当ててしまった…! 乗る前から“異変” 保安検査員も「Oh…」 誰でも起こり得る“緊迫の一部始終”
  2. ロシア軍の爆撃機が「真っ逆さまに墜落」 地上に激突する瞬間を捉えた映像が公開 “巨大な黒煙”が立ち上る
  3. “まるで高速”な無料バイパス「全線4車線化」へ変貌開始! 一部の上下線分離まもなく 対面通行を解消 国道8号
  4. 飛行中の「日の丸特別機」に粋なサプライズ! 天皇皇后両陛下を“最新ステルス戦闘機”がお出迎え
  5. ETCの手前で「ガシャン!」高速入口に吊るされた「黄色い鎖」の正体は? 傷つく覚悟で“あえてぶつける”超アナログな理由
  1. あと1年足らずで「現金でバス乗れなくなります」 全路線“完全キャッシュレス化”疑問に応えるサイト開設 京王バス
  2. 家族が「SSSS航空券」を引き当ててしまった…! 乗る前から“異変” 保安検査員も「Oh…」 誰でも起こり得る“緊迫の一部始終”
  3. ETCの手前で「ガシャン!」高速入口に吊るされた「黄色い鎖」の正体は? 傷つく覚悟で“あえてぶつける”超アナログな理由
  4. ロシア軍の爆撃機が「真っ逆さまに墜落」 地上に激突する瞬間を捉えた映像が公開 “巨大な黒煙”が立ち上る
  5. 「“再有料化”でいいから4車線化して」→普通車280円になって1年 利用者負担で勝ち取った“効果”あきらかに 八木山バイパス