国王の戴冠式に合わせた? イギリス待望の豪華客船「クイーン・アン」進水 処女航海はちょうど1年後
英チャールズ国王の妹君も「アン」ですね。
大きさ11万トン超え、乗客数は3000人
イタリアの造船メーカー、フィンカンティエリは2023年5月3日、大手クルーズ企業キュナード向けに建造中の最新客船「クイーン・アン」が進水したと発表しました。
進水式はヴェネツィア(ベニス)にある同社マルゲーラ造船所で行われたそうで、顧客であるキュナードUKのスチュール・マーメル社長らも参列しています。
「クイーン・アン」の船体サイズは総トン数11万3000トン、全長は322.5m。船内にはデッキ(甲板)が14層あり、約3000人の乗客を収容することができます。
竣工は2024年3月の予定で、同年5月には処女航海としてポルトガルのリスボンへ向け出港する計画です。ちなみにフィンカンティエリによると進水式は、この処女航海のちょうど1年(365日)前にあたる日に行われたそうです。
なお、同船はキュナードの船としては249隻目にあたるとのこと。艦名は、現在のイギリス(ユナイテッド・キングダム)の前身となった、グレートブリテン王国の初代君主アン女王に由来します。
また現在、キュナード・ラインは「クイーン・メリー2」「クイーン・ヴィクトリア」「クイーン・エリザベス」の3隻を運航していますが、ここに「クイーン・アン」が加わることで1999(平成11)年以降、初めて4隻の客船、“4人の女王”を同時に運航する形になるといいます。
【了】
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