「暴力と戦いながら作ってます」模型大国ウクライナのたくましさ 話題の兵器どんどんキット化!

模型ファンの間でウクライナは東欧随一の模型大国として知られています。ロシア侵攻後、同国の模型業界はどうなったのか? その様子はなんともたくましいものでした。

国内のメーカーでもウクライナ軍関係の製品が

 一方、国内のメーカーでもウクライナにまつわるものをタミヤが企画しています。

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会場で発表された「1/35 M1A1 エイブラムス戦車“ウクライナ軍”」(斎藤雅道撮影)。

 2023年4月にはウクライナ軍仕様の「1/35 レオパルト2A6戦車“ウクライナ軍”」を発売。この狙いに関して、同メーカーの広報担当者は「(メーカーとして)模型を作って楽しんでもらうというのは第1にありますが、情勢を鑑み、手に取ってなにかを感じて頂きたいという思いもありました」と話します。

 なお、タミヤはこれまでも時事ネタでキット化をしたことがあり、今回が特別という訳ではないようです。そして会場では、「1/35 M1A1 エイブラムス戦車“ウクライナ軍”」の製品化も発表しました。発売日はまだ決まっていないとのこと。

 ちなみに、「レオパルト2A6」はウクライナに供給はされましたが、全容のわかる映像はまだ公開されておらず、M1A1「エイブラムス」に関しては、まだウクライナへ供給されていません。

 そのため、現有のウクライナ兵器など参考に同国仕様のカラーリングーやマークの位置を考えたそうです。難しかったことについて同メーカーの営業企画部の担当者は「レオ2のときは、ウクライナ所属を示す白い十字マークの大きさがよくわからなかったので苦労しました。結局、複数の大きさを用意し、買った方にどれをつけるか選んでもらうことにしました」と明かしてくれました。

※一部修正しました(5/16 15:27)

【了】

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ミリタリー、芸能、グルメ、自動車、歴史、映画、テレビ、健康ネタなどなど、女性向けコスメ以外は基本やるなんでも屋ライター。一応、得意分野はホビー、アニメ、ゲームなどのサブカルネタ。

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