「須磨海浜水族園」5月末に閉園 「神戸須磨シーワールド」として来年6月オープンへ 35年の歴史に幕

35年の歴史にまもなく幕を下ろします。

9月に一部周辺施設が先行開業

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1987年に開館した須磨海浜水族園(画像:JR西日本)。

 神戸須磨 Parks + Resorts 共同事業体は2023年5月16日(火)、神戸市須磨区にある水族館「須磨海浜水族園」の後継施設を「神戸須磨シーワールド」と発表しました。

「須磨海浜水族園」は1987年にリニューアル開館。1200トンの「波の大水槽」は当時東洋一の大きさで、ラッコの飼育で知られ、ダイナミックなイルカショーが人気を博していました。老朽化のため今年5月末に営業終了となり、新施設へリニューアルする予定。2021年3月からすでに、本館以外のイルカライブ館、ラッコ館、ペンギン館などが閉鎖され、大幅縮小となっていました。

 新設される「神戸須磨シーワールド」は「神戸須磨シーワールドホテル」と併設。ことし9月には、水族館以外の公園部分と、レストランやカフェなど「にぎわい施設」の一部が先行開業する予定です。

 イルカとシャチのショーをそれぞれ楽しむことができ、彼らの水槽の近くにレストランが設けられます。アザラシやアシカの住む「シールアイランド」、草原の丘にペンギンが住む「ペンギンポイント」、ウミガメが泳ぎ産卵も行う「タートルビーチ」などが整備される予定です。1日券はおとな3100円、年間パスは11000円、神戸市内の小中学生は年1回500円といった料金体系が発表されています。

【了】

【「神戸須磨シーワールド」のイメージ図を見る】

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