「高さ日本一の地下鉄駅」再び神戸に 標高244m 既存駅が断トツ首位に躍り出たカラクリ
「標高の高い地下鉄駅」日本一の座は、一時、神戸市営地下鉄の総合運動公園駅から仙台市営地下鉄の八木山動物公園駅に移りましたが、いま再び神戸市営地下鉄に戻っています。ただ新たな「日本一」の駅は、新駅ではなく既存の駅です。
「高さ日本一の地下鉄駅」神戸から仙台に変わるも
地下鉄というと、名前の通り地下を走る鉄道であり低い所を走るイメージがあります。しかし地形などの都合から、東京メトロ銀座線の渋谷駅が地上3階にあるように、高い所を走っているケースも。なかには、標高100m以上の地下鉄駅も存在します。
国土交通省鉄道局監修『鉄道統計年報』で「地下鉄事業者」に分類されている東京メトロや9の自治体のうち「高さ日本一の地下鉄駅」はどこでしょうか。
神戸市営地下鉄西神・山手線の総合運動公園駅(神戸市須磨区)は、レール面が標高102.74mの地上駅です。この辺りは丘陵地帯で標高が高く、総合運動公園駅の近くでは日本で唯一、「地下鉄」が高架で新幹線(山陽新幹線)を乗り越える場所もあります。
総合運動公園駅はそれまで「高さ日本一の地下鉄駅」でしたが、2015年、この座を仙台市営地下鉄東西線の八木山動物公園駅(仙台市太白区)に譲ることになります。
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