広島に「ビースト」来たー!! サミット来日した米大統領の車列は“動くホワイトハウス+ペンタゴン”
G7サミットの開催で来日し、広島市内を走り回っっているアメリカの大統領専用車「ビースト」。しかしその周りには常に様々な車両が付き添っていました。「ビースト」とともにそれら詳細不明な“専用車”にスポットを当ててみます。
2台いた大統領専用車「ビースト」
広島市で2023年5月19日から21日までの日程で開催されている第49回先進国首脳会議、通称「G7広島サミット」。これに伴い来日したアメリカのバイデン大統領とともに、大統領専用機VC-25A「エアフォースワン」や市内を移動するために使用した大統領専用車「ビースト」などが注目を集めていますが、筆者(深水千翔:海事ライター)は今回、「ビースト」に随伴するシークレットサービスの警護車、さらに米国防総省へ通信を中継する特殊な車両に注目してみました。
広島市内を走るバイデン大統領の車列に加わった自動車の数は日米合わせて40台あまり。一般車両の通行が止められた幹線道路を堂々と進んでいく姿はまさに圧巻でした。
車列の中心となるのは、バイデン大統領が乗った大統領専用車です。同車はGM(ゼネラルモーターズ)が誇る高級車ブランド「キャデラック」の特別仕様車で、シークレットサービスが名付けたコードネームは「ステージコーチ」。
一般的には「ビースト」というニックネームで知られていますが、「エアフォースワン」になぞらえて「キャデラックワン」とも呼ばれることもあるとか。
「ビースト」は大統領の外遊時に、アメリカ空軍の輸送機などで本国から輸送されており、故障や万一の襲撃などに備えてなのか、常に2台一組で走っていました。
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