一宮JCT渋滞の先で「中央分離帯バキバキに壊してます」 名神の”コスパ高い渋滞対策”とは

名神高速の一宮JCT周辺で、リニューアル工事とともに渋滞対策が行われています。どんな内容なのでしょうか。

6月中旬まで車線規制

 名神高速道路の渋滞名所といえば、東海北陸道と接続する「一宮JCT」です。分岐と合流で交通流が交錯することで速度低下を引き起こし、慢性的に長い渋滞が発生しています。

Large 20230601 01
名神高速の一宮JCT東側で行われている、中央分離帯縁石の撤去作業(画像:NEXCO中日本)。

 現在、この付近でリニューアル工事が実施されています。小牧IC~大垣ICの上下線2工区で、6月中旬まで昼夜にわたり、片側2車線のうち1車線が規制となります。規制範囲は工事に応じて順次移動していきます。舗装をすべて剥がし、下のコンクリート床版の補修も行う大掛かりな工事です。

 さて、このリニューアル工事と同時に、一宮JCT東側では、中央分離帯の縁石も派手に破砕撤去されています。何をしているのでしょうか。

 この様子をSNSで公開したNEXCO中日本 名古屋支社は、「暫定的に3車線分の道路幅を確保するため、中央分離帯側の縁石を撤去する工事を行っています」としています。慢性的な渋滞を緩和するため、車線幅と路肩を少し狭め、もう1本の車線を捻出する取り組みです。

 範囲は小牧JCT~小牧ICのうち上下線2.7km。同支社によると、道路構造令などで定められている車道幅や路肩幅を確保するには、現状だと幅が少し足りないとか。それで縁石の分の幅を捻出する必要があるといいます。

 

 ここでの片側3車線化は、今あるインフラのままで最大限活用し、さらにリニューアル工事と一体で行うことで、コスト最小限で実現を図っているわけです。

 なお「暫定3車線化」というのは、いずれ3車線用の正式な構造物を建築するという意味ではなく、単に「利用状況によっては2車線に戻すこともある」という意味合いの「暫定」だそう。過去には、東名の音羽蒲郡IC~豊田JCT間で同様に暫定3車線化が行われ、渋滞緩和に寄与しましたが、その後に新東名が開通し交通量が減ったことを受け、2車線へ戻された事例もあります。

 車線規制は6月半ばまで。片側3車線化にあたっては、路肩だったところを車が走るようになるため、橋桁端部の補強を行う工事と、緊急時の非常駐車帯の追加設置を行います。

【了】

【画像】えっ…! これが一宮JCTの「渋滞対策」工事です

最新記事

コメント

記事ランキング

  1. 家族が「SSSS航空券」を引き当ててしまった…! 乗る前から“異変” 保安検査員も「Oh…」 誰でも起こり得る“緊迫の一部始終”
  2. ロシア軍の爆撃機が「真っ逆さまに墜落」 地上に激突する瞬間を捉えた映像が公開 “巨大な黒煙”が立ち上る
  3. “まるで高速”な無料バイパス「全線4車線化」へ変貌開始! 一部の上下線分離まもなく 対面通行を解消 国道8号
  4. 飛行中の「日の丸特別機」に粋なサプライズ! 天皇皇后両陛下を“最新ステルス戦闘機”がお出迎え
  5. 「危なすぎる!」阪神高速“中の人”がブチギレ!? “衝撃動画”とともに呼びかける「ドライバーが守るべき3つのこと」とは
  1. 家族が「SSSS航空券」を引き当ててしまった…! 乗る前から“異変” 保安検査員も「Oh…」 誰でも起こり得る“緊迫の一部始終”
  2. あと1年足らずで「現金でバス乗れなくなります」 全路線“完全キャッシュレス化”疑問に応えるサイト開設 京王バス
  3. ETCの手前で「ガシャン!」高速入口に吊るされた「黄色い鎖」の正体は? 傷つく覚悟で“あえてぶつける”超アナログな理由
  4. ロシア軍の爆撃機が「真っ逆さまに墜落」 地上に激突する瞬間を捉えた映像が公開 “巨大な黒煙”が立ち上る
  5. 「“再有料化”でいいから4車線化して」→普通車280円になって1年 利用者負担で勝ち取った“効果”あきらかに 八木山バイパス