高速料金が“半額” 北陸道で試行の新割引が範囲拡大 「通勤定期」的なもの?

全国展開はよっ!

北陸道の試行区間が7月から拡大

 北陸道で2023年4月から試行的に導入されている新たな割引制度「フリータイム通勤パス割引」。その適用範囲が7月1日から拡大します。

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新たな割引制度「フリータイム通勤パス割引」の範囲が拡大する。写真はイメージ(画像:写真AC)。

 これは、事前登録で指定した区間の利用料金を、月初から月末までの1か月間、曜日や時間帯にかかわらず、最大50%割り引く制度です。6月2日の時点で、NEXCO中日本のウェブサイトにて7月以降の利用分を受け付けています。

 指定した区間で利用できるETCのフリーパス商品として販売されます。4月以降、北陸道の片山津IC~金沢東IC間にて試行されていましたが、その範囲が加賀IC~金沢森本IC間と、石川県全域に拡大されます。

 たとえば片山津IC~金沢東IC間の場合、10回分の利用額に相当する1万3200円(普通車)で販売され、その2倍にあたる2万6400円が利用可能額とされます。

 1日3回まで利用でき、利用可能額を越えても、月内であればその都度、1日3回まで通常料金から50%割引が適用されるようになります。いうなれば、10回利用分の価格で販売される通勤定期券のようなものです。

 ただし、1日のうち4回目以降の利用分や、指定区間外をまたいでの利用は通常料金が請求されます。

 この「フリータイム通勤パス割引」は、かつてのETC専用「通勤割引」を代替した「平日朝夕割引」の拡張版と位置付けられています。国が平日朝夕割引も含めた各種割引制度の見直すなかで試行されているもので、コロナ禍を経た通勤時間の変化も踏まえ、時間に縛られない形になっていることがポイントです。

【了】

【え…半額!?】これが高速の新しい「割引制度」です(画像)

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