新フェリー航路「室蘭~青森」10月就航 津軽海峡フェリーが海峡越え 18きっぷワープに使える?

こんどは使いやすいダイヤ…?

津軽海峡フェリー新航路10月就航

 津軽海峡フェリーが2023年10月2日(月)より、北海道と本州を結ぶ新航路「室蘭~青森」を就航します。

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津軽海峡フェリー「ブルーマーメイド」。室蘭航路へ就航する(画像:津軽海峡フェリー)。

 既存の函館~青森航路に就航している「ブルーマーメイド」(8820トン、旅客定員583名)を使用し、1日2往復を運航。距離は204kmで、ダイヤは次の通りです。

・室蘭発:20時00分→青森着翌3時00分(航海時間7時間)
・青森発:9時00分→室蘭着15時45分(航海時間6時間45分)
※室蘭発(日曜日)、青森発(月曜日)を除く1日1往復

 発着港は青森が既存の青森港フェリーターミナル(青森駅から2km強)、室蘭が室蘭港フェリーターミナル(室蘭駅から約700m)で、後者は9月中旬オープン予定です。

 大人1名運賃はスタンダードルームで5090円~、最上級のスイートで1万2730円~となっています(時期、等級により異なる)。

 なお、この就航に伴い函館~青森航路は10月1日から2往復減の6往復となります。

 今回の就航により、室蘭港にとっては1年半ぶりのフェリー航路復活となります。かつて同港は東日本フェリーの拠点でしたが、2008年以降、10年に渡って航路が途絶え、2018年から川崎近海汽船が宮古(岩手県)や八戸とのあいだにフェリーを運航したものの、これも2022年2月に撤退しています。

 それでも、青春18きっぷ利用者などにとっては何かと難関な本州~北海道の移動に、青森から渡島半島をスルーして一気に室蘭へ行ける新たな交通手段となります。

【了】

【こんどは“使える”…?】「室蘭~青森」航路の詳細&船の内部(画像で見る)

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コメント

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1件のコメント

  1. ETCの深夜割引適用で首都圏から青森まで運転し、仮眠を取る。
    若しくは青森からETC割引適用時間内となる午前4時までに高速に乗れる。
    という事に力点を置いたダイヤの様ですね。
    首都圏発だと午前0時以降に高速利用必須なので、大型車だと法定速度で走ったら休憩時間取れない。
    かなりプレッシャーが有るダイヤだと思います。