軍艦マーチ?うちの艦はカープの歌で! 護衛艦“初代艦長”の強~い権限とは

横浜開港祭の開催に合わせて一般公開された護衛艦「あぶくま」に、海上自衛隊大好き漫画家が突撃取材してきました。呉を母港にするがゆえの話などに興味津々でした。

呉=広島ならではのトリビアも

 今回取材した「あぶくま」は、呉を母港に活動している護衛艦ですが、同じ呉所属の艦船に関する逸話を聞くことができました。

 海上自衛隊の艦艇にはそれぞれニックネームがあり、「あぶくま」のニックネームは「ストロングベアー」。艦のロゴにも熊があしらわれています。

 一方、すでに退役してしまったものの、現役時に呉を母港としていた護衛艦「やまゆき」のニックネームは「ライジングカープ」だったそう。カープ、鯉……。そう、この由来はズバリ「広島東洋カープ」!

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護衛艦「あぶくま」の艦上で見つけた擬人化キャラ(乗りものニュース編集部撮影)。

 能勢1佐らによると、艦のニックネームは初代艦長が命名できるとのこと。「やまゆき」初代艦長がカープファンだったそうで、ゆえに退艦者を見送る曲もカープの応援歌だったそうです(通常は軍艦マーチ)。広島ならではのカープ愛あふれるエピソードに、思わず取材班も食いついてしまいました。艦乗りには野球ファンも多く、ご贔屓の球団が勝つとついつい顔が綻んでしまう艦長もいたとかいないとか……。

 自衛隊というとどうしても近寄りがたいイメージを持たれる方も多いでしょうが、実際に艦艇で生活している人たちのエピソードは一つ一つが人間味あふれていて、ハナシを聞くことでより身近に感じることができました。

 台風で開催が危ぶまれるなか、最初から最後までスマートに案内してくださった「あぶくま」乗員のみなさま、本当にありがとうございました!

 ちなみに、防衛省では、あぶくま型6隻を2027年度までに全数除籍する計画のため、同艦も近い将来退役することは間違いありません。そのため、もし見学する機会があれば、どうぞお見逃しなく。ベテラン艦の美しさをぜひ一度、間近で体験してみてください。

【了】

【マンガを読む】微笑ましい 護衛艦「あぶくま」の艦内で見つけた意外なもの

Writer:

漫画家・デザイナー。夫のやこさん、娘のみーちゃんと暮らすのんきなオタク。海自にはまってからあれよあれよと人生が変わってしまった。著書「海自オタがうっかり『中の人』と結婚した件。(秀和システム)」「北海道民のオキテ(KADOKAWA中経出版)」各シリーズ発売中。

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