ポーランド 領空侵犯をベラルーシが行ったと発表! ルカシェンコ大統領は「でっち上げだ」と非難

緊張の高まる国境地帯。

超低空を最大3機が飛行したとの疑い

 ポーランド政府は2023年8月1日、ベラルーシの軍用ヘリコプターが領空侵犯を起こしたと発表しました。

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ベラルーシ空軍のMi-8(画像:De Winters[CC-BY-SA-4.0])。

 場所はポーランドとベラルーシの国境に近いポドラシェ県のビャウォヴィエジャ市付近だったそうです。

 ポーランド国防省によると、同地に近いベラルーシ領内では軍事訓練も頻繁に行われ、今回もベラルーシは事前に訓練することをポーランドに報告していましたが、レーダーシステムによる探知が困難な超低空で、最大3機の軍用ヘリコプターによる領空侵犯が行われました。

 地元住民の目撃例もあり、なかには自宅の屋根の上を低空飛行していたという証言も出ています。一部では進入機体は旧ソ連製のMi-8とMi-24との情報もあります。

 ベラルーシは、ウクライナに侵攻中であるロシアの同盟国であり、ロシアでの反乱未遂の後に民間軍事会社ワグネルの戦闘員が移住した国でもあります。警戒を強めていた最中の領空侵犯をポーランド政府は重く受け止めており、国境部隊の兵員を増やすとともに攻撃ヘリコプターを含む部隊の配備も命じ、北大西洋条約機構(NATO)にも報告したようです。

 一方、ベラルーシのアレクサンドル・ルカシェンコ大統領は、領空侵犯を否定し、「NATO加盟国のポーランドが、軍隊増強を正当化するためにでっち上げ」と非難しました。なお、ルカシェンコ大統領は7月に行ったロシアのウラジーミル・プーチン大統領との会談の際に「ワグネルの戦闘員の一部がワルシャワとジェシェフへの“旅行に行く”と熱望している」とポーランドへの挑発ともとれる冗談を語ったこともあります。

【了】

【西側と東側と自国産が共存】攻撃ヘリも多国籍なポーランド軍(写真)

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