山手線にある「埋められたトンネル」とは? ちょっとアタマ見えてる!? 120年前の“生き証人”

山手線内には、かつてトンネルが埋められたとされる場所があります。しかも、現在に至るまで、その上部がわずかに露出しているのです。これは車窓からも見ることができます。

原初の山手線ルートが「埋められる」まで

 山手線の池袋~田端間が開業したのは1903(明治36)年のこと。当時、田端が起点だった常磐線と接続し、主に貨物を輸送するためでした(田端~三河島間は貨物支線として現存)。この区間は7年後には複線化されますが、道灌山トンネルはもともと複線断面のトンネルでした。

 1925(大正14)年には、既存の線路の北側に電車用の複線が完成し、この区間は複々線化されます。。さらに貨物線については、駒込~田端間で分岐して東北本線(田端操車場)へ直通する「中里トンネル」が1928(昭和3)年に完成。これが現在の湘南新宿ラインのルートです。

Large 20230814 01
擁壁から顔を出す旧道灌山トンネルのパラペット(乗りものニュース編集部撮影)。

 こうして、中里トンネルから田端駅にかけての旧線は使われなくなり、しばらく放置されていたようです。しかし戦後、この部分は戦災の瓦礫が埋め立てられて擁壁となり、その過程でトンネルのパラペットの一部だけが露出したとされています。

 この擁壁部分は、駒込側の切り通しと比べても確かに幅が広く、緩やかな傾斜になっています。真上からの航空写真で確認すると、擁壁の下に旧線があったことも頷けました。ちなみに、富士見橋に隣接する北区立の富士見橋エコー広場館は、旧道灌山トンネルの上に立っています。

【了】

【あー確かにトンネル!】埋められたトンネル&残っていた頃(地図/写真)

最新記事

コメント

記事ランキング

  1. 家族が「SSSS航空券」を引き当ててしまった…! 乗る前から“異変” 保安検査員も「Oh…」 誰でも起こり得る“緊迫の一部始終”
  2. ロシア軍の爆撃機が「真っ逆さまに墜落」 地上に激突する瞬間を捉えた映像が公開 “巨大な黒煙”が立ち上る
  3. “まるで高速”な無料バイパス「全線4車線化」へ変貌開始! 一部の上下線分離まもなく 対面通行を解消 国道8号
  4. 飛行中の「日の丸特別機」に粋なサプライズ! 天皇皇后両陛下を“最新ステルス戦闘機”がお出迎え
  5. 「危なすぎる!」阪神高速“中の人”がブチギレ!? “衝撃動画”とともに呼びかける「ドライバーが守るべき3つのこと」とは
  1. 家族が「SSSS航空券」を引き当ててしまった…! 乗る前から“異変” 保安検査員も「Oh…」 誰でも起こり得る“緊迫の一部始終”
  2. あと1年足らずで「現金でバス乗れなくなります」 全路線“完全キャッシュレス化”疑問に応えるサイト開設 京王バス
  3. ETCの手前で「ガシャン!」高速入口に吊るされた「黄色い鎖」の正体は? 傷つく覚悟で“あえてぶつける”超アナログな理由
  4. ロシア軍の爆撃機が「真っ逆さまに墜落」 地上に激突する瞬間を捉えた映像が公開 “巨大な黒煙”が立ち上る
  5. 「“再有料化”でいいから4車線化して」→普通車280円になって1年 利用者負担で勝ち取った“効果”あきらかに 八木山バイパス