「懐かしい~」ピン型ドアロック復活の兆し?「800万円の車で!?」 そもそもなぜ消えたのか

かつてのクルマでドアを内側からロックする機構といえば、窓際のピンを上下に押し引きするものが主流でした。しかし、その型式のロックを見る機会がかなり減っています。

消滅したかと思っていたが…?

 かつてのクルマでドアを内側からロックする機構といえば、窓際のピンを上下に押し引きするものが主流でした。90年代くらいまでは、ほとんどのクルマがピン型のドアロックが採用されていたものの、いまや激減し、ドアのインナーハンドルと一体になったロックノブが主流になっています。どうして廃れてしまったのでしょうか。

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最近よく見るクルマのロックイメージ(画像:写真AC)。

 ドアロックピンはクルマを施錠したか、していないかを車外からも確認しやすいのが大きな特徴でした。特に、全てドアの施錠・解錠をドライバーが操作できる「センタードアロック」が普及する以前には、降車の際にそれぞれのドアが施錠されているかどうか確認し易いため、多くのクルマに採用されていました。

 しかし、センターロック主流になって以降、国内メーカーでは、このピン型は減少に向かいます。現在ドアがどういった状態なのか見えることの防犯上の問題や、見た目が美しくないと、デメリットに感じるメーカーが多かったといわれています。また、インナーハンドル一体型の方が操作性に優れているという評価もあるようです。

 国産車では、絶滅危機のロックピンですが、2023年6月に発表されたトヨタの新型アルファードとヴェルファイアでは、このロックピンが復活し、「これまじすか?」「800万円の車のドアロックww」「懐かしい~」などと、大きな話題になりました。トヨタのディーラでも、これまであまり見たことがない人が多かったようで、「改めてみると新鮮」とブログで語るスタッフもいました。

 しかし、BMWやメルセデス・ベンツなどのドイツ車には、まだロックピンが採用されています。かつては引っ張りやすい形状でしたが、施錠すると完全にドアに埋まってしまうタイプもあるなど引っ張りにくい形状になっています。これは外側から開けにくいようにという防犯上のことを考えてのようです。

 

【了】

【高級車で復活の兆し?】アルファードとヴェルファイアでも採用されているロックピン(写真)

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