迷惑「鉄道で大開脚で座るマン」防げないのか? “定員きっちり座れない問題”対策はあるのか
少し詰めてくれればもうひとり座れるのに――電車における「座席の座り方」について、こうした思いを持っている人が少なくないようです。座り方によって、決められた定員分がきっちり座れなくなるという問題、鉄道会社はどのような対策を立てているのでしょうか。
「迷惑行為」のなかでもトップランクに
国の鉄道事業者72社から構成される日本民営鉄道協会(東京都千代田区)が発表の「駅と電車内の迷惑行為ランキング」2022年度版で、1位となったのが、「座席の座り方(詰めない・足を伸ばす等)」です。電車の座席は、窓に背を向けて座るタイプ(ロングシート)も何人掛けかという定員が決められていますが、座り方によっては、定員どおり座れないこともあります。これに対し、鉄道会社はどのような対策を立てているのでしょうか。
この「座席の座り方」は例年、先述のランキングで上位に位置。このなかでも「もっとも迷惑な行為」として、「座席に荷物を置く、足を広げる」が43%、「座りながら足を伸ばす・組む」が23%となっています。次点では、「荷物や身体が隣の人にぶつかる(大きな荷物を抱える、足・肘を広げる、腕を組むなど)」がランクインしています。
こうした乗客の不満に対し、鉄道会社はどう対応しているのでしょうか。
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