驚愕の「三角翼」機に変貌予定の旅客機、“魔改造実施地”へ到着 どう変わるのか? ボーイング

元マクドネル・ダグラス機って胸アツじゃないですか?

地上・飛行試験は2028年予定

 アメリカの航空機メーカー、ボーイングが2023年8月17日、NASA(アメリカ航空宇宙局)と開発を進めている、実証機遷音速トラス ブレース翼機(Transonic Truss-Braced Wing)「X-66A」のベース機となる旅客機「MD-90」が、改造作業を行う工場に到着したと発表しました。これからこの機はおもに翼の部分などを中心に、大きな改造を受ける予定です。

Large 20230818 01
改修地へ到着したMD-90。今後「X-66A」へと生まれ変わる予定だ(画像:ボーイング)。

 この機の最大の特徴は「トラス ブレース翼」と称される、非常にユニークな翼型です。主翼は、胴体の大きさのわりに非常に長い一方、極めて薄くなっています。主翼の下にはそれを支えるべく、胴体下部から主翼中盤にかけ、斜めの支柱のようにつなぐ翼が取り付けられます。「トラス(三角)」の名前は、この翼型が機体前方・後方から見ると、三角形に見えるためです。

 NASAによると、この翼型にすることで空気抵抗を限りなく減らし、従来よりはるかに燃料効率の良い航空機の開発が期待できるとのこと。2者が主導する「遷音速トラス ブレース翼機」のデモ機では、現在実用化されている単通路(通路が1本)航空機と比較し、燃料消費と二酸化炭素排出量を最大30%削減することを目標として定めています。

 ボーイングによると、「遷音速トラス ブレース翼機」は、2050年までに二酸化炭素排出量実質ゼロを達成するという、民間航空業界が設定した目標に沿って構想されたものとのことです。

 今回工場に到着したMD-90は、今後胴体の短縮や、翼とエンジンの交換などを行い、実証機へと生まれ変わる予定です。ボーイングによると、改造は間もなく開始され、地上・飛行試験は2028年に開始する計画とのことです。

【了】

【画像】なんじゃこりゃ! これが魔改造後の「MD-90」の姿です

最新記事

コメント

3件のコメント

  1. 「三角翼」はやめようよ。

    一般的には「結合翼」って言うでしょ。

    • 三角翼って、一般的には主翼と尾翼を繋ぐもので全く違う。

      強いて一番近いものを挙げるならパラソル翼だけどコレもかなり違う。

      一般的な表現する方法は無いと思うぞ。

    • 誤記った。

      「結合翼」って、一般的には主翼と尾翼を繋ぐもので全く違う。

      強いて一番近いものを挙げるならパラソル翼だけどコレもかなり違う。

      一般的な表現する方法は無いと思うぞ。

      です。

記事ランキング

  1. イラン海軍の潜水艦が「撃破される瞬間」捉えた映像が公開 3隻の無人ボートが基地を急襲 “米軍史上初”の攻撃
  2. ロシア軍の攻撃ヘリが「飛行中に急襲される瞬間」捉えた映像が公開 背後から「刺客」が忍び寄る
  3. 海自の最速艦艇が「主砲を撃ちまくる」珍しい映像が公開 最高速力は80km/h以上! 対空戦能力を披露
  4. 首都高の「高級外車」がトンネル内で大炎上! “火だるまになる”恐怖の一部始終を捉えた映像が公開 ドライバーに批判も
  5. 本数が7割も減った「地下鉄の新駅」今どうなっている? “祭りの後”の様子を見てきた 大多数の乗客は「1駅手前」で下車
  1. ロシア軍の戦闘機が「真正面から撃破される瞬間」を捉えた映像が公開 ドローンの突入を防げず
  2. 海自の潜水艦が発射した魚雷が「揚陸艦へ突進」 雷跡を上空から捉えた珍しい写真が公開される
  3. 家族が「SSSS航空券」を引き当ててしまった…! 乗る前から“異変” 保安検査員も「Oh…」 誰でも起こり得る“緊迫の一部始終”
  4. 航行中の護衛艦「かが」の周辺に「巨大な海洋生物」が出現! 艦艇勤務ならではの光景を海自公式が公開
  5. 「USB挿しっぱ」でクルマが“故障”する? 三菱公式の投稿にSNS騒然 「一体ナゼ?」「これマジで起きるよ」