上野駅にあるナゾの扉「趣味の会」 中で何が行われているのか
JR上野駅で入谷口を目指すと、長い通路の途中で「趣味の会」と書かれた扉の前を通ります。窓もなく厳重なキーロック。中では何が行われているのでしょうか。
30名程度の部屋が2室あるらしい
JR上野駅で列車を降り、北東側にある入谷口を目指して構内を歩いていると、左手に「趣味の会」と書かれた扉が目につきます。延々と白壁が続いた先にあり、キーロックで厳重に閉じられたそこには窓もありません。いったい中で何が行われているのでしょうか。
よく見ると「大人の休日倶楽部」「上野教室」とも書かれています。大人の休日倶楽部とは、JR東日本が提供するシニア向け会員制有料サービス。入会するとJR東日本と北海道の列車で割り引きが受けられるほか、限定ツアーに参加できるなどの特典があります。
「趣味の会」もその一環で、扉の向こうでは会員向けのカルチャースクールが開催されます。主な講座のジャンルは創作、文化、健康、語学、音楽で、現在はオンライン講座も開かれているそうです。
ただメイン会場は、JR神田駅前の「趣味の会・東京」と旧万世橋駅至近の「趣味の会・神田万世橋教室」、JR仙台駅前の「趣味の会・仙台」。講座によっては上野教室でも開催されるようです。収容人数30名程度の部屋が2室あり、一般開放は行われていません。
SNSでもたびたび話題になり、「中は絶対楽しそうだ」「ノックしたら合言葉を求められそう」「早く大人になりたい」といった声が聞かれます。なお2023年8月下旬の時点では、扉に「オカリナ講座」「鎌倉彫講座」の案内が掲示されていました。
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