瀬戸大橋くぐるぞ!! フェリーさんふらわあ名物「昼の瀬戸内海クルーズ」が圧巻だった 島がめっちゃ近い!

普段は夜に運航する長距離フェリーで昼間に瀬戸内海の絶景を味わう――それを叶えるフェリーさんふらわあの「昼の瀬戸内海クルーズ」に乗船。太陽の下でくぐる本四架橋、浮かぶ島々との距離感の近さなど、瀬戸内海の美しさを存分に体験できます。

「別府発」も乗ってこそ「昼の瀬戸内海」を制す

 今回の「昼の瀬戸内海カジュアルクルーズ」は上下合わせて9便が設定されています。

 下り便は大阪を13時に出港し、14時15分ごろに明石海峡大橋を、17時50分に瀬戸大橋をくぐります。淡路島から播磨灘の小豆島、日が長ければ塩飽諸島の粟島付近まで明るい時間を航行するため、大小さまざまな島が点在する多島美をゆっくりと味わえます。別府到着は翌4時25分ですが、下船開始は7時55分になるため船内でノンビリ過ごせるのもこの臨時便の醍醐味でしょう。

「ただ大阪発では来島海峡大橋が見える前に日が暮れてしまいます。そのため別府発も用意し、全区間で明るい瀬戸内海を当たり前のように体験してもらえるようにしました」(三田さん)

 上り便は13時に別府を出港し、別府湾から九州、四国、本州の3島に囲まれた伊予灘を東へと進んでいきます。国東半島と佐多岬半島を望みつつ、次第に西へと傾く太陽を海と共に眺めていると忽那諸島の興居島と中島の間にある釣島水道を通過。やがて芸予諸島の大崎下島が見えて大角鼻(今治市)の沖を右に回頭し、17時50分ごろに来島海峡大橋の下をくぐります。大島を左手に見ながら船は夕焼け色に染まる瀬戸内海を航行し、やがて日没。大阪へは翌4時に到着します。こちらも下船開始は6時35分となっています。

 三田さんは昼間の臨時便について「レギュラーの企画として打ち出しており、これからも続けていきたい」と意気込みます。

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瀬戸大橋をくぐる瞬間。昼クルーズならではの光景(深水千翔撮影)。

 フェリーさんふらわあの昼行便は、別府航路開設100周年を記念して2011年に行われた「よみがえる昼の瀬戸内航路」を原点に、神戸~大分航路で毎年開催されていました。コロナ禍で一時中断した後、2022年に神戸~大分航路と大阪~別府航路の両方で実施され、2023年は「さんふらわあ くれない/むらさき」の就航を機に別府航路でのみ昼の運航が行われています。もちろん今後は別府航路だけでなく、大分航路や大阪~志布志航路にも拡げていく可能性があります。

「船内イベントで集客するのではなく、昼の瀬戸内海の景色という天然のハードを強調していきたい。その期待に応えられるだけの船ができました」(三田さん)

 これから乗れる「昼の瀬戸内海カジュアルクルーズ」は、大阪発が9月9日、10月28日、11月4日の3便。別府発が9月17日、10月8日、11月12日の3便です。瀬戸内海の景色を美味しい食事や美しい船と共に堪能できるまたとないチャンスなので、ぜひ乗ってみてはいかがでしょうか。

【了】

【え…】ここまで豪華な船内設備なの?さんふらわあ「昼クルーズ」(地図/写真)

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1988年生まれ。大学卒業後、防衛専門紙を経て日本海事新聞社の記者として造船所や舶用メーカー、防衛関連の取材を担当。現在はフリーランスの記者として活動中。

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