♪東が西武で~を変えたのは“予知”してた? 西武池袋本店の売却決定 ビックカメラの歌を思い出す人々

セブン&アイ・ホールディングスが傘下の百貨店を運営する「そごう・西武」を米投資ファンドへ売却することを決議しました。これを受け、「東が西武で西 東武」で有名だったビックカメラの歌に言及する人々がSNSで多くみられます。

実はビックカメラの曲 既に変わっています!

 セブン&アイ・ホールディングスは2023年8月31日、傘下の西武池袋本店に勤務する組合員約900人がストライキをしているさなか、百貨店を運営する「そごう・西武」を9月1日に米投資ファンドへ売却することを決議しました。

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池袋駅東口の目印でもある西武池袋本店(画像:写真AC)。

 西武池袋本店といえば、半世紀以上にわたり、池袋駅東口のランドマークとなっており、西口の東武百貨店池袋店と合わせ、同駅の利用客には「東口が西武、西口が東武」と知られています。

 その知名度は家電量販店大手ビックカメラのテーマソングにも「東が西武で西 東武」と、池袋を強くイメージするフレーズとして歌われたほどでした。

 しかし、今回の売却劇より半月ほど早い8月15日に、ビックカメラのテーマソングは新しいものに切り替えられていました。

「ビーック ビックビック ビックカメラ♪」の部分こそ変わらないものの、歌詞もメロディーも一新。池袋駅の待ち合わせスポット「いけふくろう」や、JRの山手線、埼京線、私鉄の東武鉄道、西武鉄道など池袋駅に乗り入れている8路線が早口で織り込まれる歌詞に変更されており、昭和の時代からアップデート。ビックカメラは歌詞を変更した理由について「時代の変化に伴うリニューアル」としています。

 しかし、西武の売却が決定したということで、SNSでは「東が西武で西 東武 紛らわしいこと自体が売りだったのも、今日までになりそうなのね」「テレビCMで『東が西武で西東武』と歌っていたように巨大百貨店は池袋のランドマークだった。その一つが経営難というのは沿線住民の私には寂しく感じられる。時代の変化が大きい」といったコメントがありました。

 なお、西武池袋本店自体がなくなるといった報道は現状ありませんが、西武の建物内にビックカメラのライバルであるヨドバシカメラが出店する計画が示されています。SNSでは「『東が西武で西、東武』のフレーズが消えたのでヨドバシ池袋が出来たら是非この歌詞入れてと思う」「『東がヨドバシ西東武』ってなる」といった声も。

 また、ビックカメラの歌詞変更そのものにヨドバシカメラが関係しているのではと思っている人もいるようで「『ふくふくふくろう池袋』になったの、もしかして西武池袋本店にヨドバシが出店しそうで競合他社の宣伝になるからか!?」「東武にノジマが入り西武にヨドバシが入るとなると、もう同業他社なので、とてもじゃないけどCMソングでは言及できんね」といった憶測もありました。

【了】

「えっ…! 61年ぶりにストライキ!?」これが西武池袋本店に貼られたスト宣言のビラです(写真)

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