JAL機はなぜ「シンプルすぎる機体デザイン」になったのか? ロゴ以外真っ白な斬新デザイン誕生の経緯
フォントや色、位置までこだわった「JAPAN AIRLINES」の文字
現行のJAL機のデザインへのこだわりが見られる大きなポイントのひとつが「JAPAN AIRLINES」のフォントです。担当者はこのフォントが決まったときが、「大きな転機でした」と同氏は振り返ります。この文字に合わせる形で、鶴丸をはじめとする現行の機体デザインのイメージが固まっていきました。
このフォントについてJALは「シンプルな力強いボールド書体は、改革への強い決意。斜体は『前へ進化を続ける』JALフィロソフィーを表現し、『果敢に挑戦する』信念を示す。アルファベットの『A』の一部、角を丸くした親しみやすいタイプフェイスは、『心づかい』を表現したもの」と公開しています。
これに加えて、胴体に描かれている「JAPAN AIRLINES」の黒い文字は、100%の漆黒ではなく、“墨色”と呼ばれる、若干グレーがかかった薄めの黒となっています。「塗料だともっと黒くできますが、機体デザインにすると、油性マジックで塗ったように重たくなってしまう」と担当者は話します
また、文字が書かれている場所も工夫が。多くの機種でもっとも機首側の文字が、窓3つ程度スペースが開けられたところから描かれ始めています。つまり、文字があえて“後ろ側へズラされている”のです。「こうすることで、機体のおでこを出すことができ、“余白をデザイン”とすることができます」と、担当者は解説します。
「いまのJAL機は、白もデザインなのです」――このことを同氏はインタビューを通じて強調していました。
【了】
私が初めて飛行機に乗ったのが727でした。
プロペラの時代は全く知りません。
一番多く乗ったのが747ジャンボですね。
この飛行機の出現で海外旅行ブームが起こったんですね。
この飛行機が一番長く使われたのでは無いですか。