JAL機はなぜ「シンプルすぎる機体デザイン」になったのか? ロゴ以外真っ白な斬新デザイン誕生の経緯
現行のJAL機のデザインは、会社名と尾翼のシンボルマークのみの群を抜いたシンプルさが特徴です。このデザインはどのように作られたのでしょうか。デザイン誕生までの経緯を聞くことができました。
社内で自作された「現鶴丸塗装」
JAL(日本航空)が2011年から導入している現行の機体デザインは、その長年の歴史のなかでも群を抜いたシンプルさです。機体は真っ白でラインなどは一切ナシ。胴体に「JAPAN AIRLINES」の黒い文字、尾翼のシンボルマーク「鶴丸」だけ。このシンプルなデザインはどのように生み出されたのでしょうか。
現行のデザインは、2010年の経営破たんを経たJALの再生の一環として、2011年に採用されました。ただ、機体デザイン採用の経緯も、これまでのものとは大きく異なります。通常機体デザインは、外部のデザイン会社が候補を作り、そのなかから選定するということが多いのですが、現行のものは、JALの社内による自作なのです。
このデザインを生み出した担当者は「シンプルすぎてかっこ悪いという意見もあったが、『大丈夫だ』と確信していました」と話します。
「飛行機のデザインというのはお客様にとって、一番の目に入る基礎デザインです。もちろん、フォントを『JAL』とするのか『JAPAN AIRLINES』とするか、(胴体に)線を引くか、無数の案がありました」
私が初めて飛行機に乗ったのが727でした。
プロペラの時代は全く知りません。
一番多く乗ったのが747ジャンボですね。
この飛行機の出現で海外旅行ブームが起こったんですね。
この飛行機が一番長く使われたのでは無いですか。