諫早から「雲仙温泉アクセス」道路がスムーズに 国道57号の"4車線拡幅”が延伸 島原道路

長崎道~愛野の丸ごと改良完成まであとわずかです。

雲仙温泉への分かれ道までほぼ改良済みに

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島原半島で整備が進行中の「島原道路」(画像:長崎県)。

 国土交通省 長崎河川国道事務所は2023年9月13日(水)、雲仙市の国道57号を4車線化する「森山拡幅」工区が完成すると発表しました。開通は11月12日(日)16時です。

 これは、島原半島から中心都市・諫早までのアクセス性を改善するための、道路改良事業「島原道路」の一環です。

 長崎道・諫早ICからは「諫早外環状線」として徐々に開通していき、諫早市郊外の長野ICまで完成。現道の国道57号に合流したあと、雲仙市役所に近い愛野地区までは、現道を4車線化する計画「森山拡幅」となっています。

 その森山拡幅の全体7.6kmのうち、今回の完成で残り未完成区間は1.5kmとなります。森山拡幅の先は「吾妻愛野バイパス」が1.7km開通済み。そこから島原市内までは全線事業中で、島原市役所周辺の約12kmが先行開通しています。

 さて、森山拡幅がひとまず完成すると、諫早ICから愛野までが広い道路とあります。愛野は雲仙普賢岳周辺にある温泉地や名勝「雲仙地獄」など、島原半島のメイン観光地の玄関口となっています。ここまでがスムーズになると、渋滞の原因エリアの大部分が海象に近づくというわけです。

 今回開通する延長3.3kmの区間は、現道2車線に対し自動車専用道路2車線を別線で設ける構造。名称は「森山拡幅」ですが、実質的なバイパスのような存在となります。

【了】

【画像】どこまで完成?「島原道路」ルートと工事状況

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