明治通りが渋滞ゼロに!! 環5の"新宿御苑バイパス"開通効果で大幅時短 新宿エリアを「5分で通過」可能に

明治通りは渋滞ゼロに。

明治通りは渋滞ゼロに

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昨年12月に開通した「千駄ヶ谷ぎょえんトンネル」(乗りものニュース編集部撮影)。

 東京都は2023年9月15日(金)、開通して約9か月が経った環状第5の1号線「千駄ヶ谷工区」の開通効果を発表しました。

 東京の都市計画道路の環状路線のうち、環状第5号線はおよそ「明治通り」にあたるルートで、南麻布の古川橋交差点から渋谷、新宿、池袋、王子、三河島、東向島、亀戸を経由して新木場へ至ります。途中の王子で途切れており、西は「環状第5の1」、東は「環状第5の2」に分かれています。

 そのうち、いまだに完成していなかったのが新宿・池袋駅周辺の2か所。その新宿エリアの「千駄ヶ谷工区」が、昨年12月にようやく開通を迎えました。北行きは「千駄ヶ谷ぎょえんトンネル」、南行きは地上道路という「上下2層構造」が採用されているのが特徴です。

 さて、この道路の完成で、通過交通は新宿四丁目、新宿三丁目といった繁華街を東側へバイパスして通り抜けることが可能になりました。街の南北方向の道路容量が増加したことで、渋滞解消に効果を発揮することとなります。

 今回の発表では、旧道の明治通りの交通量が半減したとのこと。それにより、北参道~新宿五丁目はもともと10~14分かかっていたのが、上下線とも「約5分」と大幅な時間短縮となっています。

「環状第5の1」の残る区間「雑司が谷工区」も工事が進行中。サンシャイン方面につながる部分はトンネル含め工事が大詰めですが、都電荒川線の学習院下あたりから北東へ分岐していく部分は、まだまだこれからといった進捗状況です。

【了】
※一部修正しました(9月21日11時43分)。

【全通もうすぐ?「環状第5号線」ルートと工事状況】

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コメント

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2件のコメント

  1. 千駄ヶ谷ぎょえんトンネルでは?
    新宿御苑トンネルは国道20号のトンネルです。

    • ご指摘ありがとうございます。修正いたしました。