ついに「ヤマトの貨物機」実機現る! 超貴重“貨物機への魔改造”シーンも 日本到着はいつ?
旅客機→貨物機への改修、一旦こんな素っ裸になるんですね…。
10月末に日本到着予定
宅配大手のヤマトホールディングスが運航を予定している貨物専用機。この「ヤマトの貨物機」への改修作業、ならびに実機の様子が、同社の公式サイト上で公開されています。この機はJAL(日本航空)グループによる運航で、2024年に就航する予定です。
「ヤマトの貨物機」は、国内航空会社では初導入となる「エアバスA321ceoP2F」というモデルが用いられます。グループ会社のLCC(格安航空会社)のジェットスター・ジャパンのほか、中国・春秋航空をはじめ、世界の多くの航空会社が導入する「エアバスA320」シリーズの姉妹機で、A320より胴体延長が図られた「A321」をベースとします。A321ceoP2Fは、中古のA321旅客機を貨物専用機に改修したもので、1機あたりの最大搭載重量は28t(10t車約5~6台分)といいます。
ヤマトホールディングスでは、元旅客機であった真っ白なA321から座席、壁のパネル、操縦室、客室下貨物室などの部品を取り外す様子、機体構造の改修の様子、そして部品の取り付けや塗装の様子が公開されています。実機は機体前方が公開されており、シルバーマイカのベースカラーに「ヤマト」のロゴが描かれているのが確認できます。
「ヤマトの貨物機」は現在、システムの最終確認テストを実施中とのことで、10月末に日本に到着を予定しています。運航は、JALの連結子会社であるスプリング・ジャパンが担当します。飛行訓練は、1日あたり6区間が予定されており、成田空港→北九州空港→関西空港と飛び、再び成田に戻ってくるルートを1日2サイクルする予定です。
【了】
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