「クロネコ貨物機」で打倒ANA? ヤマトと仕掛けるJAL貨物 2社の“秘策”は対照的?
「クロネコヤマトの宅急便」でおなじみヤマト運輸が、ついに自社で貨物機を持ちます。このことが、もしかすると貨物事業における「JALとANA」の構図に変化をもたらすかもしれません。
かつて「自社貨物機」をもっていたJAL
「クロネコヤマトの宅急便」でおなじみのヤマト運輸が、ついに自社で航空機を持ちます。使用する機体は大ヒット航空機、エアバスA320ファミリーの胴体延長タイプA321ceo旅客機をベースとした貨物専用機改修タイプの「A321ceoP2F」3機です。
運航は、JAL(日本航空)グループでA320を運航するLCC(格安航空会社)、ジェットスター・ジャパンが担います。JALは2010(平成22)年の経営破綻後、自社貨物機を手放しており、同社グループにとっては久々に貨物専用機を運航することになります。
今回の一件で、貨物事業においてそれぞれの経緯を歩んできた「JAL対ANA」の構図が、新たな局面を迎えるかもしれません。
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