目標1000万円「近江鉄道を守ろう!」初のクラファン開始「上下分離」設備引き取る地元自治体が主催
地元ローカル私鉄「近江鉄道」を支えていくためのクラウドファンディングが開始しました。
設備修繕や活性化企画に活用
滋賀県東近江市は2023年10月2日(月)、市内を走る地元ローカル私鉄「近江鉄道」を支えていくためのクラウドファンディングを開始しました。
近江鉄道は滋賀県東部、JR琵琶湖線よりもさらに内陸部をむすびます。米原から貴生川、近江八幡へ抜けていき、途中のターミナル駅として、東近江市の中心街である八日市を通ります。
利用者は昭和40年代にピークを迎え年間1000万人を数えていましたが、現在はその半分以下。経営状況は悪化しており、2024年度からは上下分離方式へ移行し、鉄道設備を滋賀県と沿線自治体が運営することになっています。そのため地元自治体を中心に、事業継続に向けた一層の取り組みが続けられています。
今回の市主導のクラウドファンディングは、目標額1000万円。このお金で、設備修繕や鉄道活性化施策(沿線住民をはじめとする近江鉄道線の利用機会の創出に係る企画、運営)などに活用される予定です。
寄付はふるさと納税のプラットフォーム「ふるなび」運営の「ふるなびクラウドファンディング」から。ふるさと納税と同じく、所得税・住民税控除があり、東近江市のふるさと納税返礼品が受け取れます。
開始から1日が経過した3日12時現在、すでに65万円の寄付が入っています。
【了】
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