新幹線の3席シートに「異変」!? 増殖中の"謎の仕切り"って一体何だ 「これは欲しい」ネットで話題に
東海道・山陽新幹線の3席シートの一部に、謎の仕切りが装着されていて、話題になっています。これは一体なんなのでしょうか。
謎の仕切りが話題に
東海道新幹線に乗ると、座席は左右で「3席シート」「2席シート」に分かれています。
その3席シートが、見慣れない不思議な状態になっているのが発見され、SNS上で話題になっています。高反応のツイートでは、投稿者が「なんだっそら!?」と驚いた様子。
写真では、3席並んだシートのうち真ん中の座席が「閉鎖」され、そこに垂直な「仕切り板」が装着されているのがわかります。完全に2席化し、真ん中の座席のスペースの半分も、両サイドの人がゆったり占有できる仕様になっているようです。
実はこれ、東海道・山陽新幹線でまもなく本格導入予定の「S WorkPシート」なのです。2023年4月に導入が発表され、導入日は10月20日となっています。
同新幹線では「のぞみ」7号車を「S Work車両」に設定しています。高性能Wi-Fiを提供し、キーボードの音や通話なども許容して「どうぞ仕事してください」というコンセプトの車両としました。
これがさらに進化して、7号車のうち10席分を、先述のとおり3席から「2席+パーティション」へ改造した「S WorkPシート」に。3席に3人が座ると、ひじ肩が近接するほか、仕事の内容を他人に見られるなど、車内作業において気になる点が出てきます。それを解消するのが目的です。
「S WorkPシート」を利用するには、指定席プラス「1200円」を払います。予約はいつものとおり、指定席の席選択で当該座席を選ぶだけです。
JR東海・JR西日本は、「S Work車両」そして「S WorkPシート」を、「ひかり」「こだま」にも導入予定。さらに、7号車と8号車の旧喫煙所スペースを「ビジネスブース」へ順次改造していき、最終的には2024年度中にN700S全編成の改造を完了させる予定です。
徐々に人の目に触れるようになってきた「謎の仕切り座席」について、SNS上の声では「これは欲しい」「混んでる時は真横に人が来るから、しんどかった。このくらいのスペースが確保されるなら安い」など、楽しみにするコメントが多く寄せられています。
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