ついにルート案公表「播磨臨海地域道路」大渋滞の国道2号バイパスを「海側にバイパス」正式手続きへ
ついにルート案が公表された「播磨臨海地域道路」です。
ついにルート案公表
兵庫県は2023年10月19日(木)、構想されている高規格道路「播磨臨海地域道路」について、詳細なルートやICの位置などを含む都市計画の素案を発表しました。
播磨臨海地域道路は、混雑が慢性化している明石~姫路の新たな東西軸となる計画です。第二神明道路から分岐し、臨海部を抜け、播但道に接続しつつ姫路市広畑まで至る4車線道路です。
国道2号「加古川バイパス」「姫路バイパス」や国道250号に並行しバイパスとなるほか、臨海部のトラックなどにとっての輸送力強化も図られます。2013年ごろから具体的な検討の機運が高まり、昨年11月末に概略ルートが決定していました。
今回発表された詳細ルートを見ると、播磨臨海地域道路は第二神明道路の大久保IC~明石西ICの中間あたりの「明石西JCT」で北西へ分岐。稲美町内を経由したあと進路を南へ変え、「加古川JCT」で国道2号加古川バイパスと交差し、一気に臨海部へ向かいます。
そのあとは山陽電鉄の南側を抜けていきますが、的形駅付近だけ電車の北側へ抜け、「姫路南JCT」で北に支線を分岐させて播但道・国道2号の姫路JCTへ直結します。本線は山陽電鉄の南側へもどって西進し「広畑IC」で終点となります。
途中のICは稲美・平岡播磨・別府・尾上・高砂東・高砂西・伊保・大塩・白浜北・白浜・飾磨・飾磨西の12か所。西行きのみ、東行きのみ、両方向と各種のIC形式が混ざっています。
今後、都市計画決定とあわせて環境アセスメントの手続きも進められていき、それらが整えば、いよいよGOサインとなる「事業化」を待つ段階となります。
【了】
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