ついに開通!福井~岐阜を直結「大野油坂道路」九頭竜湖まで"疲れ知らず"ルート完成 峠道をトンネルでショートカット

きょう17時に開通を迎えます。

きょう17時に開通

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新たな終点となる九頭竜IC(画像:福井河川国道事務所)。

 福井市から岐阜県郡上市へ、北陸道と東海北陸道をつなぐ中部縦貫道の「大野油坂道路」。

 いよいよきょう10月28日(土)17時、九頭竜湖ICまで開通します。開通に先立って、13時から勝原IC前で開通式も行われる予定です。

 福井・岐阜県境を抜ける国道158号は、九頭竜川に沿ってひたすらカーブと勾配が続く、長い長い峠越え区間でした。今回開通する区間は、九頭竜ダムの上流部まで、長さ4988mの荒島第二トンネルで一気に抜けます。ドライバーを疲弊させるこのルートが、格段にスムーズになります。

 さらにこの区間は異常気象時の事前通行規制があり、大雨で通行止めとなる可能性がありました。高規格道路の整備により、輸送の安定化にも期待がかかります。

「大野油坂道路」は最終的に、県境部の「油坂峠道路」へ直結し、いよいよ東海北陸道までノンストップとなります。残りの「和泉・油坂工区」15.5kmは2026年春の開通予定。全通すれば、福井~岐阜~中京圏を結ぶ新たなネットワークが完成となります。

 さらに全体計画「中部縦貫道」も各地で進んでいます。最終的には、福井~郡上~高山~松本が高速道路で結ばれ、広大な中部地方の山岳地帯の貴重な「東西軸」となる計画です。

【了】

【「大野油坂道路」ルートと「中部縦貫道」全体計画を見る】

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