「バケモノだ!」ある意味で戦車より怖い? イスラエル軍“魔改造ブルドーザー”とは
海外メディアでよくイスラエル軍のブルドーザーについて報じられています。実はこのブルドーザー、限りなく“兵器に近い重機”なのです。
対戦車兵器を受け付けない重機!
2023年10月から、イスラエル軍とパレスチナのガザ地区を実効支配しているイスラム過激派組織「ハマス」との間で激しい戦闘が続いています。ロイターやBBC、ニューズウィークなどの海外メディアの報道を確認すると、イスラエル軍の戦車や航空機による攻撃を伝える情報に混じり、頻繁に「ブルドーザーを確認」「ブルドーザーが何かを破壊した」などの記述を見ることができます。
なぜ、ことさらにブルドーザーを強調するのか。それは、イスラエル国防軍が使っているブルドーザーが普通のものではないからです。
イスラエル国防軍が使っているのはキャタピラー製の大型ドーザーD9をベースにした車両ですが、もはや別の何かです。D9Rと呼ばれるこの車両は、運転席が防弾ガラスになっているうえ、ロケット推進系の対戦車兵器や対戦車ミサイルを無効化するために金網状のスラットアーマーを装備、さらに計15トンの追加装甲を装備し、土などを運ぶブレードも装甲化されています。
20年前にアメリカでコマツのブルドーザーを装甲化した犯人が暴れまわった「キルドーザー事件」というものがありましたが、そのような装甲化を、国防軍というオフィシャルな組織がやったという感じです。
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