夏暑すぎて車終わったわ…秋冬にガタが出てくる「酷暑でくたびれた車」の影響とは?

2023年は記録的猛暑が続き、豪雨にも度々見舞われました。夏の間にそのダメージが愛車に蓄積し、秋・冬になって気付いたらクルマがくたびれ果てていた、なんてこともあります。どのような症状が出てくるのでしょうか。

ゲリラ豪雨のなかで運転しませんでした?

 今夏に冠水路を走行した場合、そのダメージがクルマに残っている可能性があります。豪雨で生じた深い水溜りや冠水路の水は、泥や砂利などの不純物が混じった泥水です。そんな水に浸って、洗浄せず放置していれば、サビなどの劣化を招くことになります。また、クルマに当たる水の勢いが強ければ、バンパーなどの樹脂製の外装品を変形させ、内部を破損させることもあります。

 豪雨などで雨音が激しい時に深い水溜りの中を走行していると、タイヤや車体下面に異物が衝突したり引っかかったりした音に気づかず、不具合を放置していることもあります。また、もし冠水路の走行で室内へ浸水していた場合は最悪。走行後、時間が経って室内の臭いに変化があったなら、危険な状態になっているかもしれません。臭いが消えるまで放っておくと安易に考えがちですが、放置すればカーペットの下からジワジワとサビが発生するという重大なダメージに発展する可能性もあります。

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冠水路走行のイメージ(画像:日産)。

 本来は、冠水路を走行したあとは速やかに、タイヤの内側や車体下面などを点検・洗浄しておくのがよいとされます。これはジャッキアップなどでクルマを持ち上げる必要があり、ドライバー一人では難しい場合が多いです。また車体下面には高圧洗浄に弱い部品もあるので、下面が見えないまま洗車をするかえってクルマをくたびれさせることになりかねません。

 近年のクルマは冠水路などの走行を考慮して設計されており、豪雨の中で立ち往生したりする確率が低くなっていますが、細かなサビや部品の変形・破損、微量な浸水までを完璧に防ぐことは実は難しいのです。冠水路の走行後は、なるべく早めに整備工場などで車体下面の点検と洗浄を依頼しましょう。

【了】

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プラモデル雑誌の編集部から独立し、フリーランスライター、カメラマンに。バイク、車関連はモータースポーツからスタートしたが、近年は交通安全や道路事情等も取材。ドローン操縦にも挑戦中です。

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