交通系ICに挑戦状?「クレカのタッチ決済乗車」阪急・阪神・近鉄ほぼ全駅で導入 一気に400駅以上

名古屋にも到達!

クレジットカードのタッチ決済乗車が一気に広がる

 阪急電鉄、阪神電鉄、近畿日本鉄道は2023年11月2日、タッチ決済対応カード(クレジット、デビット、プリペイド)や設定済みのスマートフォン等による鉄道の乗車サービスを導入すると発表しました。関西大手私鉄3社が相次ぎ導入を発表したことで、タッチ決済による乗車サービスは一気に拡大する見込みです。

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左から阪急、近鉄、阪神の電車(画像:写真AC/photolibrary)。

 3社とも、他社が管理する一部駅などを除き、ほぼ全駅での導入を表明。合計で400駅以上となります。近鉄では生駒ケーブルは対象外となるものの、阪神電鉄グループでは六甲ケーブルや六甲山上バスにも導入するそうです。時期はいずれも2024年内としています。

 関西では南海電鉄を皮切りに同サービスが徐々に拡がっていましたが、近鉄線に導入されることで中京圏まで対応することになります(名鉄も2024年から実証実験開始)。

 いずれも、三井住友カードが提供するstera transit(ステラ トランジット)を導入するもので、対応カードやスマートフォンを改札口へ新設する専用リーダーにタッチすることで利用ができます。Visa、JCB、American Express、Diners Club、Discover、銀聯に対応するほか、マスターカードも今後追加予定。

 このタッチ決済は、外国人でも母国で使い慣れたクレジットカードなどをそのまま使用できます。各社とも2025年大阪・関西万博を控え、訪日外国人がスムーズに利用できることをメリットとして挙げています。

【了】

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