川崎の団地にロープウェイ!? 世界初の空中配送システム実証へ “ドローンじゃない”がポイント
もはやこれはアナログ発想?
川崎・虹ヶ丘団地で実証
東急は2023年11月6日(月)、パナソニックホールディングスならびにUR都市機構と連携し、世界初という「郊外住宅地における空中配送ロボット技術を活用した新たな配送サービスの実証実験」を11月18日から行うと発表しました。
場所は川崎市麻生区のUR虹ヶ丘団地。東急田園都市線のあざみの駅と小田急線の新百合ヶ丘駅の中間に位置し、今後、横浜市営地下鉄ブルーラインの延伸が予定されていますが、高齢化も進行しています。
今回の実証実験にあたっては、この団地にロープウェイのようなシステムが構築されています。
このケーブルをつたって荷物を運搬するのが「空中配送ロボット」。団地内にはコインロッカーのような受け取り場所が設けられます。住民が専用webアプリから、東急ストアや吉野屋などの商品を注文し、指定時間内に受け取りボックスまで配送ロボットが商品を届けるというサービスです。
東急によると、“空中配送”といってもドローンを使った無線システムではなく、ロープウェイのような有線システムである点がポイントだそう。記者発表では、商品の受け取り場所に人が集うことで、外出や交流の機会が創出されるメリットもうたわれています。
3社は今回のUR虹ヶ丘団地の実証実験の結果を踏まえ、今後は虹ヶ丘地域、すすき野(横浜市)地域への拡大を視野に検討を進めていくといいます。
【了】
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