「跨いで走って下さいね」 高速道の路面に「緑の実線」関西で初登場 跨ぎ方にもコツあります!

東北から波及しました!

関西の高速初登場「跨いで走る緑の線」

 国土交通省 和歌山河川国道事務所は2023年11月20日(月)、京奈和道の一部区間で「ワイヤーロープ式防護柵の接触事故対策」を試行すると発表しました。

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秋田県内で導入された車線内の緑の実線。和歌山県の京奈和道に初めて導入される(画像:秋田河川国道事務所)。

 紀の川IC~紀の川東IC間の路面に、「緑色の実線」が施工されます。車線を区切る区画線は白かオレンジ色ですが、そうではなく緑色で、しかも車線の中心付近に引かれるというものです。

 これは「車両誘導線」と呼ばれるもので、この線を“跨いで走る”のが正解です。暫定2車線区間における中央分離帯の安全対策として設置されているワイヤーロープ式防護柵から、適切な間隔を保って走り、接触事故を防止することが目的となっています。

 この線は秋田大学理工学研究科の浜岡秀勝教授の助言に基づき、今年5月から秋田県内の秋田道や日本海東北道で試行導入されています。関西へは今回が初導入とのこと。秋田県での導入分含め、まだ具体的な効果検証はまとまっていないものの、和歌山河川国道事務は効果が認められれば、管内の他区間にも導入を拡大する意向だそうです。

 なお、この施工のため11月20日から30日までの8夜間(土日祝除く)、京奈和道は岩出根来IC~紀北かつらぎICが夜間通行止めになります。時間は20時から翌6時までです。

 ちなみに、この誘導線は右ハンドル車の“運転席の真下”に来るように跨いで走るのが正解。車両の右端などを誘導線に合わせないよう呼びかけられています。

【了】

【これが正解】緑の線の“跨ぎ方”&NGな走行法(画像)

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