「ここから渋滞35km」なぜ分かる!? 道路の「渋滞情報板」がリアルタイムで表示できる理由とは

高速道路では電光掲示板などに「ここから渋滞◯km」といった情報が表示されることがあります。どうやってリアルタイムの情報を流しているのでしょうか。それはどこまで正確なのでしょうか。

実は路面などに秘密が隠れている!?

 高速道路の電光掲示板などには「ここから渋滞◯km」といった情報がリアルタイムに表示されていることがあります。

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渋滞状況を知らせる高速道路の電光掲示板(画像:イココ<CC BY-SA 4.0>)。

 この電光掲示板情報は、ラジオの渋滞情報などと同じく、正確性の高いものとなっていますが、一体どのような方法で測定し、情報として流しているのでしょうか。

 高速道路では、リアルタイムの車両走行状況や渋滞情報などを収集するため設置されている計測器があります。「トラフィックカウンター」とよばれるものです。

「トラフィックカウンター」の一例として「ループコイル式」と呼ばれるものがあります。高速道路の路面のアスファルトにコイルが埋め込まれている箇所があり、そのコイルには電流が流れています。ここを車両が通過することで、磁気の変化により、通行状況や速度などを把握します。

 このほかにもトラフィックカウンターには、CCTVカメラによる画像処理方式、超音波パルスによって渋滞を計測する超音波方式など、場所によって最適な方法が選択されています。

 それらのトラフィックカウンターから得られた情報は、道路管制センターに送られ、集約されたデータを参考として道路の混雑状況が測定され、渋滞情報としてドライバーに知らされることになります。

 機械のほかには、人の目も情報源となります。高速道路では、24時間パトロールを行っている道路巡回車がありますが、パトロール中の職員がみた、事故、故障車、落下物の状況も渋滞情報には加味されます。また、料金所係員による混雑状況の報告も、道路管制センターに集約されています。

 ただ、これらは「点」の情報です。より情報を高度化すべく、NEXCO中日本は道路下に通っている光ファイバーの信号の変化によるセンシング技術を2022年から取り入れています。これにより情報が「線」として連続的に捉えられ、より精度の高い情報が得られるとしています。

【了】

【え…道路に埋まっている!?】これが、道路の混雑状況などを把握する「トラフィックカウンター」(写真)

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