「空飛ぶ宮殿」でした!! 超豪華旅客機の機内に迫る 日本未就航のエミレーツA380「新仕様」日本就航まもなく

そしてファーストへ 見せ方には「乗りたくなる」工夫も

 あまりの豪華さに驚き、のむ息が深くなりつつも、さらに前方のファーストクラスに入ると、まさに別格の空間に圧倒され、息が“止まり”ます。

 もちろん、座席がフルフラットになるのは当たり前。座席脇には飲料水などの収納ボックス、前にアメニティーキットなどを収容したテーブルが設けられ、引き出し式のテーブルもエコノミークラスの4~5倍はあろうという大きさです。

 さらに、この機を「空飛ぶ宮殿」たらしめている珍しい設備、ファーストクラス利用者専用の「シャワー室」も、もちろん健在でした。

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機内が公開されたエミレーツ航空のエアバスA380「A6-EVG」。その機内の様子など(加賀幸雄撮影)。

 そして、筆者が “あざとさ”を感じたのが、ファーストクラス見学のあと、1階客室前方へ降り、プレミアムエコノミー席を紹介する――という見せ方です。

 プレミアムは当然エコノミークラスより快適なものの、筆者は財布のひもが固く締まり、なかなか乗る気が起きません。しかし、「空飛ぶ宮殿」のファーストクラスの豪華さを見た後では、「海外旅行はプレミアムな日と思い奮発すれば、ビジネスクラスは無理でもこちらは何とか乗れるんじゃないか」と、「プレエコ」に乗ることばかり考えている自分に気づきました。

 プレミアムエコノミークラスが設けられたエミレーツ航空A380の4クラス仕様の機体は、極東ではシンガポールに次いで2番目に、成田~ドバイ線へ2023年12月から導入されるとのこと。いつ乗る機会が出来るか、その時にまだ「プレエコ」に乗りたい気持ちが続くのか――。それを想像するのも楽しみな機内公開になりました。

【了】

【写真特集】豪華すぎる! これが「空飛ぶ宮殿」の機内です

Writer: 加賀幸雄(旅行ライター)

日本各地の名産や景勝に興味があり、気ままに目的地を決めて2泊3日程度の 小旅行を楽しんでいる。

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