JALの「世界最強エコノミー」さらに進化！ 20年ぶりの国際線主力機A350-1000 これが新スタンダード！
JAL＝「エコノミーがガチ強」の伝統は最新鋭機にも。
「広さはそのまま」？
JAL（日本航空）が2024年1月から運航を開始する新世代国際線フラッグシップ「エアバスA350-1000」。エアバスの拠点であるフランス・トゥールーズのブラニャック国際空港内で、メディアに向け、世界で初めてその実機が公開されました。同社が国際線フラッグシップを更新するのは、約20年ぶり。この記事では、各席のスペースの広さなどから世界的にトップクラスの表彰も受けている同社の「エコノミークラス」の最新版を紹介します。
エコノミークラスは横3-3-3列の配置となり、計144席が搭載されています。同社の従来型エコノミークラスの特長であった、前後間隔の広い快適空間に磨きをかけたものだそうで、シートピッチは84～86cm（33～34インチ）、幅は約46cm(18インチ)を標準とします。また、アームレストを細いものを採用することで、座席の横幅の広さを確保しているとのことです。
なお公式サイトによると、現行のJAL国際線向けエコノミークラス「スカイワイダー」は、シートピッチ84～86cm、幅約45～48cmなので、居住スペースとしては、ほぼ同等の水準が確保されています。
個人用モニターは4K対応に対応。またサイズも、従来比で約1.3倍サイズとなる13インチのものが設置されており、大型化が図られています。なお、各席の充電設備はAC電源コンセントとUSB Type-A、Type-Cが利用できます。「とくに機内モニターはエコノミークラスとしては圧巻の品質となっており、お客様に楽しんでいただけるかと思います」とJALの客室開発担当者・西垣淳太氏は話します。
また同氏によると、背もたれを起こした状態でも、従来のものより背もたれの角度がリクライニングに近い状態になっているとのこと。「日本の方はとくにリクライニングに配慮する人も多いので、座席を倒さずともリラックスをしていただける」と紹介します。
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このA350-1000のJALむけ初号機「JA01WJ」は、2024年1月24日の羽田～ニューヨーク便でデビューし、その後、現在長距離国際線で運航されているボーイング777-300ERの後継機として、最終的に全13機のA350-1000が導入される計画です。
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Writer: 松 稔生（航空ライター）
国内航空会社を中心に取材を続け、国内・海外を奔走する日々を送る。ゆとり世代。
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