駅はどこにできる?「熊本空港アクセス鉄道」実現へ前進!所要時間が大幅短縮
熊本がアツい!
熊本県が構想段階評価書と計画段階環境配慮書を公表
熊本県は2023年12月、「(仮称)阿蘇くまもと空港アクセス鉄道」の構想段階評価書と計画段階環境配慮書を公表しました。
現在、熊本空港への公共交通アクセスは、現在はリムジンバスか、ワゴンによるJR肥後大津駅までの輸送サービスしかなく、定時性をはじめ利便性が課題となっています。熊本空港アクセス鉄道をめぐっては、2019年に県が基本事項についてJR九州から同意をとりつけ、検討が進められてきました。
新線は肥後大津駅から分岐し、熊本空港までの約6.8kmを単線で整備します。新駅は空港付近のみとなり、途中駅はありませんが、中間部に信号所(行き違い施設)の設置が想定されています。構造形式は地表式、掘割式、嵩上式、地下式。今回示されたのは概略の都市計画案で、具体的な計画については、現在検討中としています。
この空港アクセス鉄道が完成すれば、熊本駅から熊本空港まで、豊肥本線経由で直通列車を設定することが可能になります。所要時間は約60分から約40分に短縮する見込みです。熊本空港が九州全体を支える役割を担い、新たな観光ルートを形成することが期待されるとしています。
今後は住民意見の受け付け、都市計画原案の作成などを経て、都市計画決定へと進んでいく予定です。
【了】
コメント