山陰観光列車「あめつち」木次線&城崎温泉へ! 廃止の「奥出雲おろち号」と入れ替わりで登場 計3ルートに
木次線の観光列車は生き残ります。
餘部橋梁で観光用停車も
JR西日本は2023年12月15日(金)、2024年3月ダイヤ改正の概要を発表。そのなかで、山陰本線で運行されている観光列車「あめつち」の運行区間を拡大するとしています。
「あめつち」は2018年に運行開始。キハ40系気動車を改造したもので、出雲市~松江~鳥取で運行されてきました。今回、新たな線区へ走るようになります。
新たなルートは「木次線乗り入れ(出雲横田まで)」と「城崎温泉行き」です。それぞれ「あめつち~木次線~」「あめつち~因幡・但馬~」という列車名となっています。
木次線にはもともと観光トロッコ列車「奥出雲おろち号」が運行されていましたが、老朽化のためことし11月末に廃止。沿線との協議で、その代わりに「あめつち」が乗り入れることとなっていました。途中では約10分の停車時間が設けられます。米子発の往路は木次駅、出雲横田発の復路は出雲三成駅で駅を下りて買い物などができます。
城崎温泉ルートでは、初の「兵庫県乗り入れ」を果たします。山陰本線の有名スポット「餘部橋梁」で最大10分ほどの停車時間を設け、”天空の橋”からの日本海の風景を楽しめるとしています。
3ルートは、土休日を中心に、それぞれ持ち回りで設定。1日1往復運転されます。運賃の他に別途グリーン料金が必要となります。たとえば木次線コースで米子~出雲横田の全線を乗り通すと、グリーン券は2980円です。
【了】
コメント