車の常識変わる?「フットブレーキ電動化」実現近づく 従来ブレーキと別次元の“油圧ナシ”そのメリットとは

クルマでは電動のパーキングブレーキが普及しつつありますが、さらに、フットブレーキの電動化も実現に近づいています。ペダルとブレーキを機械的に連結させない「電動ディスクブレーキ」は、乗り心地に驚異的な変化をもたらしそうです。

ブレーキシステムも“随時アップデート”へ

 そのメリットとしては、ブレーキ配管やエンジンルーム内の油圧装置をなくすことができるため、設計の自由度が上がるだけでなく、衝突安全性能の向上につながることが挙げられます。特に走行状況に応じたブレーキの制御がきめ細かく行えるため、応答性の向上による車両安定性向上や引き摺り低減、NVH(ノイズ=騒音、ヴァイブレーション=細かな振動、ハーシュネス=凹凸通過時の振動や衝撃音)特性の向上が可能となるメリットは大きいと言えます。要は、乗り心地が大きく向上するというわけです。

 そもそもブレーキの主たる機能は車両を安全に停止させることです。その安定化のために普及が進んだ横滑り防止装置(ESC)は、曲がる際にも自動的にブレーキ制御を加え、車体を制御して安定した走行をもたらしています。ブレーキの役割は、もはやクルマを停止させるだけではなくなっており、車両全体の統合制御へと進化しつつあります。

 ブレーキシステムの電動化は、応答性の向上でそうした制御をより細かくできる点にありますが、もう一つ、メリットとして忘れていけないのが、OTA(Ove the Air)への対応です。

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JMS2023のアイシンブース(会田 肇撮影)。

 OTAとは、無線通信を経由してデータを送受信することでソフトウェアの更新を行う仕組みで、これまでもOTAは様々な機能のアップデートに貢献してきました。これがブレーキ制御においても可能となるのです。特に完全な自動運転が実現された場合、乗員は基本的に運転することがなくなるわけですから、こうしたアップデートは極めて重要になってきます。

 一方、ブレーキの電動化によるリスクとして考えられるのは、電気システムがダウンした際の対応です。ブレーキの最大の役割はどんなときでも車両を安全に停止させることにあります。油圧で機械的に制御する現在のブレーキは、電気系統にトラブルが発生してもその機能は問題なく作動させることができますが、この対応が可能となって、初めて電動ディスクブレーキは実用化の道が開けると言っていいでしょう。

【画像】これが全く新しい"油圧レス”ブレーキシステムです

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コメント

3件のコメント

  1. 自動車屋さんは怖いもの知らずですね。

    OTAのセキュリティが破られたらどうなるか、少しは想像して欲しい物です。暗殺ぐらいで済めばラッキーで、無差別テロにでも使われた日には...

    完全なコンピュータセキュリティは存在しないと言う常識ぐらい、一般化して欲しい物です。

    • うざすぎワロタ

    • こいつみたいな頭おかしいモンスタークレーマーが日本の技術の発展を妨げてきたんだろうな

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