東京駅の「51階建て超高層ビル」工事再開へ 地下に「高速バス新ターミナル」も整備 八重洲の「超一等地」が大変貌
周囲の高速バスのりばが地下に集約される予定です。
約4か月ぶりに工事再開
東京建物は2024年1月12日(金)、東京駅前で行われている再開発事業「東京駅前八重洲一丁目東B地区第一種市街地再開発事業」について、工事を再開すると発表しました。
この再開発は、東京駅八重洲口の目の前、外濠通りと八重洲通りに面した北東角の区域です。もともとは古くからの低層店舗ビルが密集していましたが、東京駅ほぼ直結の一等地のポテンシャルをさらに高めるため、地上51階建ての超高層ビルを建設する計画です。
都市計画決定が2015年で、2020年から更地工事が行われ、その翌年からビル建設が着工していました。2025年度の完成予定で進んでいたところ、2023年9月にクレーンで吊り上げていた鉄骨が崩落する事故が発生し、作業員が2人犠牲に。これをうけて工事がストップしていました。今回「施工者による安全対策徹底のほか、諸官庁等の了解が得られた」として、16日から工事再開するとのことです。
東京駅前の新たなランドマークとなるこの再開発ビル。基本的にオフィスが入居するものですが、低層階には劇場やホールが入る予定です。さらに地下にはバスターミナルが整備され、周辺の高速バスの発着場がここへ集約される計画です。また、地上と地下で東京駅とをむすぶ新たな動線も生まれるとしています。
【了】
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