「名古屋駅西口」リニアで激変へ これが“スーパーターミナル駅”の顔だ! 市が整備案公表
上から見ると細胞のよう!
リニアを機に駅前整備 工事は2024年度から
名古屋市は2024年1月4日、名古屋駅西口駅前広場の整備計画(案)を公表しました。
市はリニア中央新幹線の開業を契機に、「スーパーターミナル駅にふさわしい高い機能性の発揮と、世界の目的地となる名古屋の新しい顔づくりを基本コンセプト」として西口駅前広場の整備を進めるとしています。今回は、2022年12月に策定したデザイン計画をもとに、詳細な検討を進めた整備内容を、案として取りまとめました。
コンセプトは「関係性を紡ぐリニアフロンティア ~自然を感じ 近未来を想像し 多彩な活動に触れるクラウド広場~」です。
イメージ図では、広場の至るところに、白色系を基調としたFRP(繊維強化プラスチック)による曲面形状の屋根を配置しています。柔らかく軽やかで、清潔感のある印象を与えるそうです。
舗装にも白御影石や白レンガを採用するほか、利用者が腰かけられる「ファニチャー」を広場の様々な場所に配置し、駅前空間を特徴づける親しみのあるデザインにするといいます。このほか、快適性向上のため、利用者が滞留する場所で「ミスト」を噴霧するとしています。
また、交通広場の図面には、市が都心部に導入を検討する新たな路面公共交通システム「SRT」の乗降・待合空間の検討箇所も明記されているほか、UD(ユニバーサルデザイン)タクシーの優先乗車スペースを確保するとされています。
この整備案はリニア中央新幹線開業後の姿ではあるものの、2026年に名古屋でアジア・アジアパラ競技大会の開催が予定されていることから、2024年度よりバス乗降場やタクシースぺース、広場の整備など、可能な箇所から整備を行うそうです。目指す姿になるのは、2027年度以降の予定です。
【了】
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