時刻表に軒並み「×」 大雪でJR北海道も混乱 「車両不足」「施設点検すら難しい」 それでも運行は維持

小樽に取り残された車両が……。

「全面運休は回避する」どうしても難しいところが

 2024年1月25日現在、北海道で大雪が続いていることから、JR北海道の列車も多方面で運休や運転見合わせが発生しています。

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函館本線の小樽築港~銭函間。高波の影響により25日時点で終日運休の予定(画像:JR北海道)。

 函館本線の小樽~ほしみ間では、24日から日本海沿いの区間で高波が線路に到達しているため、施設点検や復旧作業も困難になっています。このため同区間では運休し、正午時点で25日中の運転再開の見込みが立っていません。

 これに伴い、札幌圏で使用する車両のうち8編成が小樽に取り残されており、車両不足から札幌圏の各方面で列車の運休が発生しています。25日朝にはJR北海道の運行情報サイトがアクセスしづらい状況となったことから、同社は公式X(旧Twitter)を通じて、多くの列車に「×」印(運休)が付された各駅の時刻表を発信しました。

 25日は正午以降も、各方面で列車の運休が予定されていますが、札幌圏は小樽~ほしみ間以外の線区では、運転見合わせは行わない方針です。ただし、函館本線の小樽~長万部間や、根室本線、石北本線、宗谷本線、釧網本線の一部では終日運休が決まっています。

【了】

【時刻表「×」だらけ】大雪のJR北海道の状況(画像)

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