雪の季節がやって来る JR北海道、強馬力&デカい除雪機を導入 でも最後は人力

被害を最小限にするための計画運休も大事なのです。

冬季の安全対策に約60億円

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雪に埋まった線路(画像:JR北海道)。

 今年も雪の季節が到来です。JR北海道では昨年の大規模輸送障害の教訓を踏まえ、様々な対策に乗り出しています。なかでも2024年度にかけ増備しているのが、大型の除雪機です。

「排雪モータカーロータリー」と呼ばれ、強馬力化、大型化が図られています。1台を増備、4台を老朽取替し、札幌圏を中心に配備します。

 そのほか、吹雪による視界不良を一早く把握できる視程計を試験設置。場所は函館本線の江別~豊幌間です。測定値を基に、列車運行を制限するかどうか検討するといいます。同区間では2023年1月、視界不良で列車が立ち往生し、乗客を避難誘導するまでに4時間を要しました。

 同線の朝里~銭函間には波監視カメラを増設。日本海からの高波が架線などにかかり、その後凍結して停電が発生、列車が立ち往生するリスクがあるからです。夜間帯なども監視できるよう、性能を上げるといいます。

 転轍機(ポイント)に雪が詰まったり凍結したりして、線路が切り替わらなくなる事象も発生します。対策として、ヒーター設置やポイント下部へのピット(空間)構築、転換時に圧縮空気を吹きかける装置の取り付けなどが行われています。

 ただし、最後はどうしても人力に頼らざるを得ないといいます。機械を設置・導入できない箇所があるためです。車両に付着した氷雪などはその一例で、除去作業は係員が行います。

 ほかにも駅ホームや屋根上、ポイント周辺の機械が多くある場所、トンネル内のつらら落としなどは人力です。除雪係員に加え保線や電気担当の係員も動員し、昼夜問わず作業に従事します。

 これらを踏まえ、JR北海道は利用客への情報提供も迅速に行うとしています。駅のディスプレイはもとより、ウェブサイトやSNSも駆使し、多言語で伝えるといいます。また天候や線路状況などに著しい悪化が予想される場合、回復の目途がはっきりしない場合は、始発からの運転見合わせも行うとしています。

 JR北海道は例年、冬季の安全対策へ約60億円の経費をかけています。

【了】

【え…!】これが「強くてデカい」除雪機です

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