「日本最短の航空路線」なぜ運休へ? ”乗ったら即着陸します”の13km 利用率は高いはずなのに

「日本最短の航空路線」珍しい機材繰りが関係

 この路線は、那覇空港を基点に「三角運航」と呼ばれる、国内の定期旅客便としては珍しい機材繰りをしています。月・金・土・日曜は那覇→北大東→南大東→那覇を、火・水・木曜は那覇→南大東→北大東→那覇の順でそれぞれ運航しているのです。

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北大東空港(乗りものニュース編集部撮影)。

 つまりこの路線の利用者の多くは、南・北大東島の移動ではなく、南大東島から北大東島を経由し、もしくは北大東島から南大東島を経由して那覇へ向かう、あるいはその逆といったように、両島と那覇を移動するための需要が多くを占めていたということでしょう。

 このためRACは南大東~北大東線の運休にともなって、那覇~南大東、那覇~北大東の各路線を、1日0.5便ずつ増やす予定です。

 なお、RAC・JTAの広報担当者は、南大東~北大東線の運航再開について「上記の回答がキーポイントになるかと思いますが、今後の路便の策定についても引き続きお客さまの利便性を考慮してまいります」とコメントしています。

【了】

【写真】異色転身も面影MAX! 旧「南大東空港」の現在とは

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