海上自衛隊が「水中グライダー」導入!? “異形の無人潜水艇”イメージ明らかに 役割はかなり重要

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海洋観測用UUVと通信モジュールの供試機材を契約

 海上自衛隊は2024年2月7日(水)、海洋観測用UUV(無人潜水艇)と遠距離水中音響通信モジュールの供試機材を契約したと発表。装備のイメージも明らかにしました。

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海上自衛隊の海洋観測艦「しょうなん」(画像:海上自衛隊)。

 今回、供試機材を契約した海洋観測用UUVは、水温や塩分、潮流など海洋データを収集する「水温構造等観測用1型・2型」と呼ばれるもの。海上自衛隊によると、「水中グライダー」とも呼ばれているといいます。
 
 遠距離水中音響通信モジュールは、UUVの位置を把握したり、艦艇と通信を行う手段として使用します。今後、2025年から性能試験を行う予定になっています。これらの装備は少人数で運用でき、大量の観測データを継続的に収集することが可能な利点があります。
 
 海洋データの収集は、潜水艦を運用する際には不可欠となり、効率的な収集を行うことが水中空間の優勢確保につながります。海洋データを観測するUUVは、武装こそ備えていませんが、役割は非常に重要です。
 
 防衛省は、海洋観測用UUVと遠距離水中音響通信モジュールを、海上自衛隊が配備している海洋観測艦に装備する方針です。
 
【了】

【画像】飛びそう!これが海上自衛隊「水中グライダー」のイメージです

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