海自の最新潜水艦「じんげい」まもなく就役へ 海上試験が終了 リチウムイオン電池搭載で高性能
たいげい型3番艦が就役目前です。
たいげい型潜水艦の3番艦
防衛省近畿中部防衛局は2024年2月8日、海上自衛隊の潜水艦「じんげい」が海上公試などの各種試験を完遂し、まもなく就役すると発表。就役を目前に控えた「じんげい」の写真も公開しました。試験には造船所や専門メーカー、防衛省のチームが参加したとしています。
「じんげい」は、たいげい型潜水艦の3番艦として三菱重工神戸造船所で建造され、2022年10月12日に進水しています。基準排水量は約3000トンで、主機関にディーゼルエンジンとリチウムイオン電池を組み合わせたディーゼル電気推進を採用しています。
たいげい型は、前型のそうりゅう型潜水艦と外観がほぼ変わりませんが、探知能力や静粛性が一層向上しており、建造時から女性自衛官の勤務を想定した設備を備えているのが特徴です。
「じんげい」は漢字では「迅鯨」と表記されます。海自が採用するのは初めての名称ですが、旧日本海軍では、1881(明治14)年8月に就役した外輪船「迅鯨」、1923(大正12)年8月に就役した潜水母艦「迅鯨」で命名されたことがあります。
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