ロシアの新型「翼可変式超音速爆撃機」 プーチン氏が操縦席乗り飛ぶ 同氏激推しで復活の旧ソ連機改良型
プーチン氏の「鶴の一声」で出来たモデルですもんね。
2022年に初飛行
ロシアのプーチン大統領が2024年2月22日、超音速戦略爆撃機「Tu-160M」の操縦席に乗り込み、実際にフライトを行ったと現地メディアなどが報じました。
Tu-160Mは、従来のTu-160戦略爆撃機のアップグレード型で、4基あるエンジンを新型のNK-32-02ターボファンエンジンに換装している点などが特徴です。2022年1月12日には量産初号機が初飛行に成功しています。
原型機であるTu-160は、可変後退翼を備えた超音速飛行が可能な戦略爆撃機です。旧ソ連時代に設計・開発され1981年に初飛行し、1987年から部隊配備が開始されました。ソ連邦が崩壊し経済が混乱する中でも量産が続けられ、これまでに37機(うち9機は試作機)が製造されています。
Tu-160Mは、プーチン大統領の指示により、改良型の開発と生産再開が計画されたモデル。一部報道によると50機の調達が計画されており、うち10機がすでに発注済みで、まもなく納入が開始されると見られます。
プーチン大統領を操縦席に乗せた今回のTu-160Mのフライトはカザン航空機工場発で約30分間行われたとのこと。なお、現地メディアによると、同氏を操縦席に乗せたTu-160のフライトは、2005年にも行われていたとしています。
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