圏央道「魔の空白区間」に救いの手! インター近くの「道の駅」をPA代わりに 乗り直しても料金通算
圏央道の「PA空白区間」で一時退出社会実験を実施へ。ただし条件があります。
道の駅「ごか」に続き「常総」も対象に
国土交通省関東地方整備局とNEXCO東日本関東支社は2024年2月29日、圏央道の常総ICの近くにある道の駅「常総」(茨城県常総市)を、圏央道利用者の立ち寄り施設にすると発表しました。
国交省は、高速道路のSA・PAといった休憩施設の不足を補うため、一般道の道の駅に立ち寄っても通行料金は通算とする施策を全国24か所で実施しています。
圏央道はSAがなく、PAも少ないのが現状です。特に東北道から常磐道までの間は1か所も設置されていない「魔の区間」であり、菖蒲PA~江戸崎PA間は76kmも離れています。
このため現在、ルート上では坂東PAの建設が進んでおり、並行して2018年からは五霞IC付近の道の駅「ごか」に立ち寄れるようにする「一時退出社会実験」が実施されています。
今回、道の駅「常総」で始まる取り組みも、「ごか」と同様の「一時退出社会実験」です。3月29日0時から立ち寄りを可能とします。
道の駅「常総」には、道路情報・観光案内、トイレ、レストラン、直売所、おむつ交換台、キッズスペースなどがあります。
圏央道から立ち寄る際は、常総ICでいったん降りて道の駅「常総」に立ち寄り、2時間以内に常総ICから順方向に乗り直します。これにより通行料金が、通しで利用した場合と同額に調整されます。
なお、この扱いを受けるには、ETC2.0搭載車であることや、道の駅「常総」の出入口付近にあるETC2.0送受信機を通過することが条件です。
【了】
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