「戻ってきたよ」米海軍イージス艦「マッキャンベル」能力アップで再び第7艦隊の一員に
4年ぶりに横須賀へ姿を見せました。
前回は13年ものあいだ在籍
在日米海軍司令部は2024年3月2日、ミサイル駆逐艦「マッキャンベル」が神奈川県の横須賀海軍施設に到着し、第7艦隊に再配備されたと発表しました。
同艦は、アーレイバーク級駆逐艦の35番艦で、いわゆる「イージス艦」と呼ばれるタイプの軍艦です。2002(平成14)年8月17日に就役しており、同級駆逐艦のなかでは原型(フライトI)と比べて数多くの改良が施された、いわゆるフライトIIAと呼ばれるタイプに属します。
フライトIIAは、フライトIと呼ばれる初期建造艦と比べて、イージスシステムが最新型の「ベースライン9」になっており、優れた艦隊防空能力以外にも弾道ミサイル対処能力が向上しているのが特徴です。さらに、船体後部に艦載ヘリコプター用の発着甲板および格納庫を備え、MH-60多用途哨戒ヘリコプターを2機搭載しているといいます。
「マッキャンベル」は、就役から5年後の2007(平成19)年7月から2020年7月まで約13年にわたって横須賀に配備されていましたが、近代化改修を受けるためにいったん離日し、オレゴン州ポートランドでドック入りしています。
そこで、戦闘能力を強化したうえで、このたび横須賀へと戻ってきました。「マッキャンベル」は再び、第7艦隊隷下の第15駆逐隊の所属艦としてインド太平洋地域を中心に活動する予定です。
【了】
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