新東名も燃えて大迷惑!「車両火災」多発に怒りの注意喚起 復旧費用「請求します」 一般ドライバーも覚えておくべきこと

トンネルで車両火災を見かけたらまず「停まれ」

 車両火災を見かけた場合は、周りのドライバーも注意が必要です。

 首都高速道路は2023年10月、同月に発生した湾岸線のトンネルにおける車両火災の様子を動画で公表し、「火災車両を追い越さず、手前で停車」するよう呼びかけました。

 動画では、右車線の火災車両を後続車が追い越して通過していると、突如として天井のスプリンクラーが作動し、視界が塞がれた後続車が次々とその場に停車していく様子が映されています。

 スプリンクラーの影響だけでなく、「火災車両の先は煙が充満し、前方が全く見えない可能性があるため、絶対に火災車両を追い越さないで欲しい」と首都高速道路は話していました。同社はさらに「前方車両が止まらなくても、あなたが止まれば後続車両を危険から守ります!」とSNSで呼びかけています。

 そのうえで、クルマを左または右側に寄せて、クルマから離れて避難することが大切だそう。トンネル内にはドライバーが使える消火栓も備わっていますが、火の勢いが強く身の危険を感じた場合は、速やかに避難すべきだといいます。

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2月に新東名の北沼上トンネルで発生した車両火災の被害(画像:NEXCO中日本)。

 火災車両を追い越さずに、前方の異常に気付いたらまず停まる――これは、火災が発生しているトンネルの手前、あるいはトンネル以外で火災車両を発見した場合も当てはまります。火災車両の前方が見えなかったり、通れそうにない場合は「クルマを左側または右側に寄せて、パトロールカーや消防車などが通行できるように中央部を開けてください」と話していました。

【了】

【NEXCO怒り心頭!?】トンネル火災「起こすとこうなる」(画像)

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コメント

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1件のコメント

  1. このNEXCO中日本に対して批判している人がもし居るならばそれは大きな間違い。
    車の整備や点検はドライバーの義務であるのだから。教習所で習うのだから知ってて当たり前のこと。一般ドライバーもただ足として考えるんじゃなく、少なくとも長距離走行や高速道路乗るなら事前の空気圧点検はするべき。そして高速道路に至っては定期的にSA/PA併設のGSでエアチェックすること。